デジタル遺品を家族に見られたくない!対処法やデータ削除方法を紹介 | 遺品整理のしおり

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デジタル遺品を家族に見られたくない!対処法やデータ削除方法を紹介

遺された家族が、故人のデジタル遺品を見れないことで、トラブルが発生したという事例は数多く存在します。

でも逆に、家族には決して見られたくない「データ」がある場合はどうでしょう?

自分の名誉を守るためにも、家族の目には触れることがないように対処しなければなりません。

でも、家族はあなたのデジタル遺品(ID・パスワード)を必死になって読み解こうと、詳しい人や専門家に依頼することだって考えられます。

そうなると、こちらもそれに対して事前準備をしておく必要があります。

今回は、そんなデジタル遺品を家族に見られないための対処法を3つご紹介していきます。

①推測不可なパスワード設定

普段から、頻繁に使用しているデジタル機器やSNSなどのアカウントは、個人情報や趣味などの関連しやすい数字やワードの組み合わせでパスワード設定していませんか?

おつる
生年月日電話番号の組み替えなどで設定するのはマズイですよね?
かめひこ
そうですね。自分のことをよく知っている親族なら、たやすく推測されてしまう可能性は高いです。

もし、そのような場合は、なるべく意味を持たない英数字・記号の羅列に変更することをおすすめします。とはいえ、自分自身が忘れてしまっては元も子もないので、語呂合わせを考えたり思い出せるように工夫しましょう。

②おとりデータへの誘導

家族には、「自分にもしものことがあったらスマホを見てね」と伝えておき、真に見られては不味いパソコンデータから、意図的に目を逸らさせるという対処法もあります。

ツイッターでも次のような参考意見がありました。

このような、「おとりデータ」を用意することで、隠しておきたいパソコンデータには意識が向かないようになります。

また、この場合は見られても良いスマホのデータは、パスワードや操作方法などを書き残しておきます。

おつる
でも結局、「パソコンも気になる‥」ってなりませんか?
かめひこ
それも想定し、パソコン内のフォルダやHDDは開けないように暗号化しておきましょう。

ちなみに、パソコン自体のログインはパスワード変更やセーフティモードで、パスワードが分からない場合でも開くことができます。なので、パソコン画面のログインパスワードを強化=鉄壁とはならないので要注意です。

③死後数日で自動削除される設定

自分の死後、家族に見られたくないフォルダを誰にも知られず、こっそり削除してもらえる対処法があるのをご存知でしょうか?

具体的に、次の3つの方法がありますので、それぞれご紹介していきます。

(1)自動削除ソフトの設定

死後から指定日数、パソコンが起動されなかった場合、自動的に中身のデータを削除してもらえる「死後の世界」というソフト(Windows限定)があります。

死後にパソコンのファイルが自動削除されるフリーソフトを紹介!

さらに、先にご紹介した「難解なパスワード」と「おとりフォルダへの誘導」を一緒に取り入れれば、よほど優秀なプログラマーでない限り、データ復元はほぼ不可能となるでしょう。

ただ、全てのデジタル遺品が自動削除の対象とはなっていないため、次にその他デジタル遺品の対処法を見ていきたいと思います。

(2)死後事務委任契約を依頼

自動削除ソフトが設定できないデジタル遺品は、主に次のアカウント類になります。

自動削除ソフトで設定できないデジタル遺品
  • SNSのアカウント
  • ホームページ・ブログのアカウント
  • 有料・無料サイトのアカウント

上記の削除方法については、行政書士と「死後事務委任契約」を結ぶ必要があります。これは、行政書士が自分の死後、本人の代行として各種アカウント削除や退会手続きを行ってくれる契約です。

ただ、依頼料は30万円〜50万円が相場となりますので、こちらは金銭的に余裕がある場合に限ります。

料金は加算されますが、役所への死亡届提出を始めとするデジタル遺品以外の手続きも行っていますので、料金内訳や一連の流れを抑えておくのもオススメです。

(3)信頼できる友人に頼む

もし友人に自分の死後、各種データ・アカウントの削除等をしてもらうよう頼んだ場合、情報漏洩のリスク回避が100%できるとは限りません。

お互いの信頼関係や、友人のスキルに委ねられる部分が大きいため、余程のことがない限りはオススメできません。

やはり、ご自身で管理できるソフトや、専門家に依頼するのが望ましいでしょう。

ちなみに、デジタル遺品整理サービスを行っている専門業者については、以下の記事でオススメをご紹介しています。

デジタル遺品整理サービスのおすすめ業者3選!料金相場もチェック

まとめ

絶対に家族には見られたくないデジタル遺品がある場合は、ご紹介しました対処法を試してみることをオススメします。

見てしまったことで家族が不幸になってしまうケースもありますので、自分でも気づかずに全ての情報を書き残してしまわないよう、念入りにチェックしておきましょう。

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